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1.600万円を発見した話[1-3]②

🪙お金の防衛・増幅術
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[1-3]金融リテラシー皆無でも600万円なら貯められた!その理由とは?②
 
 
 
(前回の記事)
 
■ 節約習慣をインストール
 
中学の夏休み、私は部活動で昼食を購入するために毎日500円玉を渡されていました。
 
しかし毎回300円前後、酷い時は半分も使わずに貯金。
 
貯めたお金でこっそり漫画を購入していました。
 
つまり、弁当代を着服していたのです。
 
初めて購入した単行本は、かの有名な“ONE PIECE”。
 
私にとって鮮烈だった冒険の世界にあっという間に惹き込まれ、お年玉や図書カードを駆使して数週間で全巻揃えました。
 
それからも着服を続け、テニプリ、NARUTO、コナン、BLEACHと少しずつ購入していくことに。
 
当時は1食抜けばジャンプの単行本を1冊購入してもお釣りが来ていたので、長期休みは捗りました。
 
同時に部活動では、食事の時間が減ったことで休憩時間も練習するようになり、ぐんぐんと上達。
 
気づけば、まわりが驚くほどの成果を出していました。
 
やっていたことは決して褒められたことではなかったけれど、見方によれば一挙両得。
 
そのときから私は、こう考えるようになりました。
 
──『食費を削れば、欲しいものが買えるんだ』
 
──『食事の時間を削って頑張れば、成果が出るんだ』
 
食事にお金や時間をかけないことが、私にとって当たり前になったのです。
 
もっと言うと、“自分が本当にやりたいこと”以外にコストをかけない習慣がついたのです。

思えばこれは、家計管理に似ています。

収入の範囲内で支出を行い、それを調節することで貯蓄を増やす──曲がりなりではありますが、私は小さな家計を動かす楽しさに目覚めてしまったのです。
 
 
 
 
■ アップデートを繰り返す日々
 
中学以降、私は常に“やりたいことか否か”を意識するようになりました。
 
高校のときは友人との時間が最優先。
 
遊びにいった先でお金に困らないように、今度は漫画や他の趣味にお金をかけなくなりました。
 
バイトを始めて収入を得るようになってからは、より一層支出を絞るようになりました。
 
‘生活’や‘付き合い’という私が最もどうでもいいと感じていたところにも、お金をかけなければならなくなったからです。

また、無限機構だった親からの弁当代がなくなったことや、給与や貯金という明確な上限が現れたことも理由のひとつです。
 
それが“いくらか?”ということではなく、“選択肢を失う可能性がある”ことが、私にとって一大事だったのです。
 
欲の上限に金額をつけたことはありません。
 
だからこそ、出費を伴う趣味がないときでも『やりたいことができたときにお金を理由に諦めたくない』と強く思い、自分なりに全力で節約していました。
 
何かのために我慢するのではなく、何かを諦めようとしている未来の自分のために選択していたのです。
 
そして、推しに出会ってからは推し活が最優先。
 
ひとり暮らしを始めて余計な支出は増えましたが、自由に扱えるお金も増えました。
 
未来の欲が自分の上限を突き破らないように、私はこれまで以上に支出の削減に力を注ぐようになりました。
 
全ては、手に入れたい推しグッズが発売されたときのために……!
 
 
 
 
■ 確立された思考回路①〜一括購入至上主義〜
 
中学時代から続く節約習慣の中で、私はふたつの考え方を確立していました。
 
そのひとつが、一括購入至上主義です。
 
私は推し活だけでなく美容や脱毛にも計百万円近くかけてきましたが、毎回必ず一括で支払いをしていました。
 
──『明日払えなくなるかもしれないから、今払い切れるものだけ購入する』
 
分割払いなんて検討したこともありません。
 
スマホの機種代ですら、常に一括です。
 
おそらく、社会人1年目に怪我で療養し、さらにその後しばらく安定した仕事をしていなかったのも、この考えに至った大きな要因でしょう。
 
経験に基づいた自己懐疑。
 
平たく言えば、マイナス思考。
 
脱毛サロンで20万円を現金一括払いしたときのスタッフさんの微妙な反応が忘れられません。
 
(せめてクレカで支払えよ……)
 
当時はクレジットカードどころか定期券すら持たないという徹底ぶりでした。
 
それくらい将来の自分を、もう、これっぽっちも信用していなかったのです。
 
でもこの習慣のおかげで、手数料や金利という見えない出費をせずにいられたんですよね。
 
未来の自分に負債を残さない習慣。
 
貯金を志す者にとっては、いい感覚だったんだなと今になって思います。
 
 
 
 
■ 確立された思考回路②〜生活水準を上げない〜
 
ふたつめは、使えるお金が増えたときに生活水準を上げないことです。
 
私の場合は結果論なので、生活水準を上げることを考えなかったと言ったほうが近いかもしれません。
 
バイトを始めたとき。
 
就職したとき。
 
転職して家賃補助が貰えるようになったとき。
 
Wi-Fiつき物件に引っ越して、通信費が浮いたとき。
 
一般的に羽振りが良くなるタイミングで、私は生活水準を上げようとは考えませんでした。
 
普段の生活で自分は我慢していると認識していたら、違っていたかもしれません。
 
しかし、私の節約は“選択への渇望”です。
 
使えるお金が増えるということは、将来の選択肢が増えるということであって、今の私が浪費する理由にはならなかったのです。
 
その結果、保証金が出ても、臨時収入が入っても、『贅沢ができる』と考えたことはありませんでした。
 
『アクスタのBOX増やそう』と考えたことは何度もあったので、浮いたお金が貯金に回されることばかりではありませんでしたが。
 
ですが、重要なのは習慣です。 
 
もしあのとき自分の生活を変えていたら、お金の貯まらない体質になっていたかもしれません。
 
 
 
 
次回は、600万円を発見したきっかけについてお話します。

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