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1. はじめに

楽天、Amazon、その他様々な企業がブラックフライデーを開催する11月。
日々頑張る自分へのご褒美として、お買い物を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
しかし、節約・貯金系の動画を観ていると、よくこんな話を耳にします。
「お金が貯まらない人の特徴。それは自分へのご褒美をやめられない人です!」
曰く、自分へのご褒美と言って誘惑に負けてしまう人は貯金ができないとのこと。
確かに自制が全く効かないということであれば、お金が貯まらないのは当然です。
しかし、自分を労う“ご褒美”は本当に避けるべき存在なのでしょうか。
ご褒美でお金を使うたびに罪悪感を感じることが健全と言えるのでしょうか。
今回は、節約・貯金における“ご褒美”についてお話していきます。
ご褒美での散財が止まらない方や、ご褒美と貯金の両立を目論んでいる方の参考になる内容となっております。
ぜひ、お付き合いいただけますと幸いです。
【ご注意】
私個人の経験に基づいたお話です。
考え方のひとつとして、参考程度にお読みください。
2. 【結論】節約とは、我慢ではなく選択である

そもそも、節約は我慢だと認識していることに問題があると私は考えています。
「節約を頑張っているからご褒美を買いたい」
「ご褒美が欲しいけど、節約のために我慢しなくては」
職場の同僚の前では私もそんなような言葉を口にしますが、内心では全く違うことを考えています。
『必要なものは欲しいものではないのだから、極力お金をかけたくない』
『欲しいものが現れたときに、我慢したり諦めたりしたくないから』
そして欲しいものができると、必ず時間をかけて吟味します。
自分が本当に欲しいのかどうか。
どの程度欲しいのか。
それを得ることで、自分の心や生活はどう変化するのか。
人間の心理現象として“保有効果”というものがあるため、手に入れてしまえばある程度の愛着が湧くことはわかっています。
しかし、それを上回る動機がちゃんとあるかどうかをよく考えるのです。
家具でも、インテリア雑貨でも、推しグッズでも、エステのチケットでも、ジャンクフードでも、お菓子でも、課金でも。
リスクやデメリットはあるのか、本当に満足できるのかと自問自答を繰り返します。
そこで賭けはしません。
たとえ欲しいものがブラインドグッズや馬券であっても、です。
気持ちがかたまると、今度はできるだけお得に手に入れる方法を考えます。
比較検討するうちに、やっぱり要らないと感じ始めることもあります。
そんなときは、吟味して本当に良かったと自分を褒め称えます。
そうして購入経路が確定したのちに、購入動機として“ご褒美”という名札を貼り付けておくのです。
あとは、自分にご褒美を与えたくなるような成果をあげるだけです。
今だ、と思ったときに遠慮なく財布を開きましょう。
日頃から満足度が低い出費は抑え、特別なときに納得感のある使い方をする。
納得感で判断する感覚を身につければ、“ご褒美=浪費”だと悩むことはなくなります。
吟味する習慣は散財を防止し、納得感のある消費は頑張った心を癒します。
ご褒美と貯金の両取りも夢ではないのです。
3. 推し活?美容?高額の出費を繰り返していても600万円貯まったワケ

“600万円を発見した話”でもお話したように、資産形成を始める以前の私は、自分の貯金はおろか通帳の数すら把握していない体たらくでした。
推し活だけでなく、美容や習い事、ジムや通信費にもそれなりのお金をかけており、とてもじゃないけれど貯金のありそうな生活はしていなかったのです。
さらに、なにかにつけて自分へのご褒美を与えていました。
残業、連勤、推しの誕生日、確定申告、病み上がり、大掃除や旅行の支度など、きっかけを捉えては出費に繋げていました。
しかし、そのご褒美たちは前の章でお話したような吟味期間を乗り越えたものばかりでした。
仕事帰りに購入したコンビニスイーツも。
誕生日クーポンを活用して購入した数万円のエステチケットも。
海外通販で購入した関税マシマシの推しグッズも。
数々のハードルを乗り越えて“ご褒美”という名札を与えられた、精鋭たちだったのです。
ちなみに、コラボカフェでの飲食やイベントでのグッズ購入代、旅行先での出費、恒常的に通っていたサロン代などはご褒美に入っていません。
それらは私にとって、“やりたいこと”や“必要経費”です。
そんな生活をしていても600万円という貯金ができたのは、自分の物欲と向き合い、それ以外の出費を徹底的に抑えていたからだと思います。
闇雲に我慢をするのではなく、出費にメリハリをつけることが大切なのです。
4. 満足度を最大化!最近のご褒美エトセトラ

4月に600万円を発見し、資産形成を意識するようになってから、私の生活は変わりました。
相場の影響もあり、8月には700万円、10月には800万円にまで資産は増加。
その間も、全盛期ほどではないものの推しグッズを購入したり、課金したりと、自分の物欲を尊重した生活をしています。
ただ、以前よりもさらに後先を考えて出費をするようになりました。
そんな私の貯金が加速した最近のご褒美について、ご紹介します。
■1 お菓子・ジュースを買わなくなったので……
私は資産形成を始めたときから、日常的にお菓子やジュースを購入することを控えるようになりました。
以前は、お菓子とジュースは必需品枠にあり、常にストック購入していたのです。
これが生活の上での一番大きな変化だったかもしれません。
単純に、そのタイミングで生活圏での物価高騰が顕著になったことや、健康をより意識するようになったことも理由のひとつでした。
そんなわけなので、“自分で作ったお菓子はノーカウント”、“懸賞や人からもらったお菓子はノーカウント”という抜け道もつくりました。
おかげで、お菓子を購入しないストレスに苛まれることもありません。
そして、ごくたまに、日々の労いとして値引きシールの貼られた菓子パンを購入したり、同じく半額になったヨーグルトを購入してアイスを作ったりしています。
手作りのクレープやクッキーを作るのも休日の楽しみです。
貰い物のお菓子やジュースも、頑張った日のご褒美として機能しています。
そもそも私は「死なない程度に食べること以外全て贅沢」と認識しているところがあるので、日常でのご褒美はこれで充分なのです。
■2 ファーストフードと外食欲
こんな私にも一応外食欲はあり、お店でのご飯が食べたいと感じることもあります。
ただ、世の中には飲食店のクーポンが溢れており、最適な購入時期が定まらないため、悩んでいる間に軽く数年過ぎるのがデフォルトです。
結局、コラボカフェと仕事の打ち上げ以外で外食をする機会はほとんどない生活をしています。
(コラボカフェで連日しこたま外食していた時期があるから、外食欲が強くないのかもしれません。)
しかし先日、800万円到達のお祝いということで、マックで600円くらいのポテナゲ大をテイクアウトしました。
学生時代、マックナゲットをたくさん食べることが憧れだったことを思い出したのです。
美味しかったのはもちろん、やりたかったことが叶えることができて、とっても満足感を得られました。
量がちょっと多くて翌日に持ち越すか悩むほどでしたが、満腹感も経験のうちと思い完食しました。
それにしても、コラボドリンクの単価600円はすごく安く感じるのに、普通の食事に600円だと高く感じるのは不思議ですね。
10杯飲んでも6000円……安い……。
■3 セールの楽しみ方
「お金を使うのって楽しいじゃないですか」
以前、推し活をしているときに、友人からこんなことを言われました。
なるほど、楽しい。
バーゲンセールや特売で財布の紐を緩めている人は、買う理由を与えられて狂喜乱舞しているのでしょう。
かく言う私も、買い物のたびに多少の喜びを自覚しています。
お金が減ることは嫌だけれど、人間は何かを得ることを喜ばしいと認識するようにできているのです。
そんなわけで、セールとなると自分の欲を見失い、企業に乗せられて不要なものを買ってしまう人が続出します。
セールで買い物をすること自体が充分なご褒美になるのであれば、それでもいいのかもしれません。
でも私は欲深いので、行動欲のためだけにお金を使いたくはないのです。
だから、普段から欲しいものや買い替えたいものをGoogleカレンダーに記録しています。
そしてセールが始まると、複数のサイトを比較して最も安いところで購入するのです。
具体的には2000円ほどの電動歯ブラシ、700円ほどの化粧水、1000円ほどの布団カバー、200個で1000円ほどのお灸などです。
これらは間違いなく生活に必要もしくは生活を豊かにするもので、店舗で購入するより安いものたち。
それでも購入ボタンを押した瞬間、セールを楽しむ欲をしっかりと満たしてくれました。
『セールで何か買いたい』という思いは、吟味した何かを買って満たせばいいのです。
5. まとめ

自分へのご褒美は、必ずしも貯金を減らす原因ではありません。
頑張りを継続させるための燃料であり、自分の価値観を明確にするためのツールでもあります。
大切なのは、世間の常識や金額に囚われず、誰よりも自分自身が満足感を得られるご褒美を選択することです。
そうすれば、金融リテラシーがない低所得者でも600万円は貯まります。
節約や投資について学んで行動すれば、半年で200万円増やすことも可能でした。
消費における小さな節約は、資産形成においてそこまで優先すべきではないという意見もあります。
でも、自分の欲と向き合い選択する習慣は、資産形成の必須アイテムではないでしょうか。
みなさんが、満足度の高いご褒美ライフを過ごせることを、かりずまいより祈っています。
今回もお読みいただきありがとうございました。
またぜひ遊びに来てくださいね。


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