コラボカフェで交換を断る方法

コラボカフェ
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はじめに

コラボカフェでのノベルティ交換、好きですか?
 
私は大好きです。
 
その場で推しをお迎えできる喜びと手軽さ。
 
実物を見てから決めることができる安心感。
 
会話が弾んで、コラボカフェやカラオケにご一緒させてもらう関係になったこともありました。
 
そしてなにより、送料無料で梱包代もかかりません。
 
推し以外にお金をかけたくない推し活民としては、積極的に参加していきたいところです。
 
けれども、現地での交換は即時判断が求められる上、お互いの希望が一致するかもわかりません。
 
つまり成立しない可能性も高いのです。
 
「断られてもめげないよ」
「希望しない交換はしっかり断れるよ」
 
そんな方にとっては大きな問題ではないでしょう。
 
ですが一般的に、日本人は断るのが苦手な人が多いと言われています。
 
「断るのは申し訳ない」
「私にとっては推しじゃないから」

そう相手を思うばかりに希望していない交換に応じてしまい、後悔した経験がある方もいるのではないでしょうか。
 
 
 
今回の記事では、そんな交換の断り方について私の体験を引っ張り出しつつお話していきたいと思います。
 
いつも以上に主観てんこもりになる予定です。
 
「私はそうは思わないよ」という方は、「こんな人もいるんだなぁ」と言う感じで気楽に読んでもらえると嬉しいです。
 
 
 

現地交換は断りにくい 

近年、特定のメニューを注文すればそれに応じた特典がもらえるカフェも出てきました。
 
ですが、アニメイトカフェをはじめ、多くのコラボカフェでは特典がランダムであることがほとんどです。
 
ランダムグッズもたくさん購入する人は、まるで交換会のように色々なキャラをテーブルに並べていて気合を感じます。
 
参入前のグッズやノベルティを並べている方のテーブルは、見ているだけでとってもワクワクするものです。
 
一方で、郵便料金の値上がりが著しい昨今、カフェでの交換に熱が入りやすくなっているように感じるのは私だけでしょうか?
 
「今ここで決めたい」
「郵送交換したくない」
 
そんな声を、現地でもSNSでも何度か耳にしています。
 
その必死さを断るのって、正直ちょっとしんどいものがありますよね。
 
それに、提示されたキャラも誰かの推しだと思うと「いらない」なんて言いにくいものです。
 
開催期間の終盤なら、推しが集まりきっていて、手元にたくさんのノベルティがあり心の底から相手の推し収集に協力したいというときもあります。

でも、1ミリでも惜しいと思うなら応じる必要はありません。
 
推しでなくても、それはあなたのノベルティなのです。
 
新規さんの場合は、後日そのキャラが推しになる可能性もあります。
 
みんなの“好き”が集まる場だからこそ、自分の“好き”を大切にしてほしいなと私は思います。
 
 
 
<郵送交換>
○募集記事でお互いの希望するキャラや条件の確認ができる
○取引成立まで時間をかけて検討できる
◑交換品は画像でじっくり確認
●郵送代、梱包代がかかる
●梱包の手間がかる
●やりとりに時間がかる
●不誠実な対応をされる可能性がある
●郵送事故の可能性がある

<現地交換>
●お互いの希望するキャラや条件がわからない状態で声をかける
●その場で返答する必要がある
◑交換品は実物を見て確認
○郵送代、梱包は不要
○梱包も不要
○その場限りの関係で後腐れない
 
 
 

よくある交換パターンと対応例

ここからは、コラボカフェで声をかけられるパターンと断り方の例についてお話します。
 
最初にお伝えすると、兎にも角にも断っているだけなのですが、言葉を思い浮かべておくと咄嗟の反応がしやすくなるので是非お付き合いください。
 
また実際に断るときは、「すみません」とか「申し訳ないのですが」とクッションを挟むとお互いに心の負担を減らせます。
 
更に「声をかけてくださって嬉しいです」と伝えておくと、また別の機会に声をかけてもらえるかもしれません。
 
 

■パターン1:店内で話しかけられる

まずはコラボカフェで一番よくあるパターン。
 
飲食中やグッズを開封しているときに、声をかけられる場合についてです。
 
コラボカフェでは、テーブルの端に特典やグッズを並べていると“交換を探しています”という意思表示になります。
 
また、開封途中でもテーブルに置いているアクスタやグッズなどを見て「交換探してますか?」と声をかけられることがあります。
 
そんなときに提示されたのが悩まずに快諾できる条件ではなかった場合、どう断ればいいでしょうか。
 
 
「〇〇を探しています」
提示されたものが自分の求めているキャラでなかった場合は、シンプルに自分の求めているキャラを伝えましょう。
あとで「〇〇引けたのですが、まだお探しですか?」と再度声をかけてくれる可能性があります。

 
「〇〇のコースターを最優先で探しています」
複数推しや箱推しの人、求めているグッズの優先度が決まっている人は、この伝え方もありです。
異種交換を提示される可能性を減らせます。
反対に次点で求めているものをたずねられる可能性もありますが、その場合は「〇〇が決まってから考えたくて」と伝えましょう。
 
 
「最推しは〇〇なんですけど、箱推しでもあるので……」
開封中などに、テーブルに並べているアクスタと違うキャラを求められたけれど、そのキャラを交換に出すつもりがないときの断り方です。
あとでどのキャラを交換に出しても、どのキャラを求めても気まずくなりません。
 
 
「まだ探してないです」
開封中などに、可能ならば自引きで手に入れたいことを暗に匂わせる断り方です。
あとでやっぱり交換してほしくなったとき、こちらから声をかけやすくなります。
交換品をテーブルの端に並べた際に、相手から再度声をかけられる可能性があります。
私が一番使う断り文句でもあります。
開封中に声をかけられると焦ってしまうので、とりあえず一旦断りたいときに使えます。
 
 
「友人に確認してからになるのでまだわからなくて……」
推しではないが取っておくか悩むキャラを引いたときに使える断り方です。
“取っておくか悩む自分の気持ち”を擬人化して友人と呼びましょう。
あとからやっぱり交換に出そうということになっても、友人が満足したのなら仕方がないです。
私がそのジャンルで新規のときによく使う断り文句です。
 
 
「明日も来る予定なので、今日は探してないです」
今回の入店では交換を求めていない場合の断り方です。
その日はもう声をかけられなくてもいい、というときに使えます。
でも誰に声をかけたかなんてみんなすぐ忘れてしまうので、再び声をかけられたら優しく対応しましょう。
 
 
 

■パターン2:店の外で声をかけられる

地味に多いのが、店を出たところで声をかけられるパターン。
 
退店直後でバタバタしているときに声をかけられると、焦ってよく考えずに快諾してしまうことがあります。
 
断り方は基本的にパターン1と同じですが、声をかけられるのが苦手という人は店の前から離れましょう。
 
店の前での交換を求めていないのであれば、「急いでるので、すみません」と言ってしまえば角が立たないかと思います。
 
そもそも、店の前での交換は禁止されていることも多いため、開催されているカフェのルールを事前に確認しておくことが大切です。
 
禁止行為にも関わらず声をかけられた場合はトラブルに発展する恐れがあるので、お断りしてすぐに立ち去ることをおすすめします。
 
 
 

■パターン3:後日の交換を求められる

「家にあるから郵送で交換してほしい」
「あなたの家にあるグッズと交換してほしい」
「またカフェに来たときに交換してほしい」
 
たまにこんなお願いをされることがあります。
 
元々SNSでの郵送交換を行っていると、「いつもと変わらないし」と思って快諾してしまいがちです。
 
ですが、私の個人的な意見としては全くおすすめしません。
 
このパターンで取引を完遂したことがないからです。
 
SNSで交換するときは事前に相手のプロフィールや普段の発信をよく確認して、条件や梱包方法などをすり合わせた上で慎重に取引を行なっています。
 
それなのに一度顔を合わせだけで相手を信用できると感じてしまったのは、推し活テンション故のバグとしか思えません。
 
いつか機会があれば記事にしたいと思っているので、興味のある方はあまり期待せずにお待ちくださいね。
 
 
 

断るのが苦手な人向けの準備と対策

お断りシーンのイメージトレーニングができてきたところで、それでもまだ不安だよという方に、事前にできる対策をお話しします。
 
カフェに行く前や、カフェで声をかけられる前にできることをお伝えします。
 
 
 
・事前に快諾する条件を決めておく
コラボカフェの開催が決定されたときや、カフェに行く前に、どのメニューをいくつ注文するか考えると思います。
 
そのときに、自分がどの特典やグッズをどういう優先順で求めているのかも考えておきましょう。
 
コラボカフェでは、小さなホワイトボードや紙に求めているキャラを書いて交換品と一緒に並べている人もいます。
 
求めているものが何種類もある人にはそういった方法もおすすめです。
 
100均で売っているミニメニューボードが便利ですよ。
 
 
・事前に断り文句を用意しておく
一度も口に出したことがない言葉は咄嗟に出てこないものです。
 
当日家を出る前に、断り文句をいくつか用意しておきましょう。
 
 
・事前に断ると決めておく
これは、なにをどうしてもテンパってしまいそうな方向けの方法です。
 
カフェの店内に限ったお話ですが、どんな交換を持ちかけられても一旦断りましょう。
 
そのあと落ち着いて考えて、やっぱり交換したいと思うのならこちらから声をかければいいのです。
 
コラボカフェは入れ替え制のことが多いので、相手が居なくなることはそうそうありません。
 
それに、手持ちがどんどん変わる環境なので、一度断った相手と交換することなんていくらでもあります。
 
「追加したら同じキャラが出たので」
「よく確認したら持っていたので」
 
全然ありますし、やっぱり交換できると言われて嫌な顔をする人はいないでしょう。
 
でも注意してほしいのは、現地での交換は早いもの勝ちだということです。
 
考えている間に他の方と交換が決まってしまっていた場合は、次の機会を待ちましょう。
 
 
・交換予定のないグッズはすぐにしまう
あなたはカラーチャートだけを見て、推しを判別する自信はありますか?
 
ジャンルに参入したての頃ならともかく、半年もすれば我々の目は自分が思っている以上に鍛えられています。
 
髪の色や靴の形、瞳の色彩やアクセサリーを見るだけで推しを判別することも難しくありません。
 
私は以前とあるジャンルで開催されたクイズイベントで、そのことを痛感しました。
 
どうりで、万年コンタクトの私が、カフェ内では狩猟民族のような視力で交換に出されている推しを見つけられるわけです。
 
なんなら他の人が推しを引いた瞬間に見つけてしまうこともあります。
 
当時私以外のイベント参加者も推しに関しては即答されていたので、これは私だけに備わっている能力ではないはずです。
 
コラボカフェでは、みんな思っている以上に周囲の引きを見ています。
 
引いた瞬間に声をかけるのはさすがに控えていますが、相手のテーブルの様子から推しを予想して手持ちを確認するくらいのことはやっています。
 
交換に出す予定がなく、お断りシチュエーションを極力減らしたいのであれば、一刻も早くしまいましょう。
 
特に、人気の高いキャラやバースデーキャンペーン中のキャラは交換を必死に探しているファンが近くにいる可能性が高いです。
 
ババ抜きのジョーカーだと思って隠してください。
 
 
・箱推しアピールをする
推し以外でも写真を撮りたいときはありますよね。
 
そんなときは「思ってたんと違う」といったリアクションは控え目にして、喜んでいる素振りをしつつ撮影しましょう。
 
ふたり以上で参加している場合は、「可愛い〜!」「帰ったら飾ろう」と自分用であることを声に出して箱推しアピールをするのもおすすめです。
 
交換を探している人はきっと、耳を大きくして聞いています。
 
駄目押しで箱推し感のあるグッズを身につけていくと、「あの人、〇〇推しっぽいけど箱推しだったら断られるかも」と思ってもらえるかもしれません。
 
相手が断られる可能性を多目に踏まえてくれることで、こちらがお断りするハードルが下がります。
 
 
 

実際にあった怖い話

最後に、なかなか出会うことはないけれど出会ってしまうと回避難易度が高そうな体験をいくつかお話しします。
 
イメージトレーニング・イレギュラー版、もしくは怪談としてお読みください。
 
 
ENo.1 立ち尽くす女
友人とふたりでコラボカフェを楽しんでいたときのこと。
友人が明らかに条件違いの交換を持ちかけられた。
提示されたのはなんと、友人が交換に出しているのと同じキャラ。
テーブルに並べているものと全く同じものを片手に声をかけてくる時点で、どういうつもりなのかと私たちは顔を見合わせる。
友人が申し訳なさそうにやんわり断ると、女性は「え〜、だめですか〜?〇〇、どうしても欲しいんです〜」と目をキラキラさせて粘った。
2次元から飛び出してきたような交渉術に友人は困惑、私は睥睨。
友人にとって、そのカフェは今期最後のチャンスだったのだ。
そんな友人に罪悪感を抱かせた罪は重い。
弱気になる友人を私が何度も励まし、ようやく「△△を求めているので交換できません」とはっきり伝える。
すると相手は無言でテーブルの隣に立ち尽くした。
5分ほど無視していると立ち去ったが、早々に店員を呼べばよかったと思っている。

 
 
ENo.2 通せんぼ
外は雨が降っていた。
その日参加したカフェでは退店時に特典を受け取るため、店の出口はただでさえ混雑する。
私も受け取ったばかりの特典をしまいながら、込み合う狭い通路をゆっくりと進んでいた。
「それにしても進み遅くない?」
友人とそんな言葉を交わしたとき、目の前にサッと女性が立ち塞がる。
「〇〇持ってないですか?」
広げられた両手。
混雑の原因は雨ではなかった。
この女性がひとりひとり通せんぼをして、まるで検問のように交換を持ちかけていたのだ。
 
 
 
ENo.3 店の外まで
購入制限打破のため、電車で行き来する距離のコラボカフェ店舗を梯子していたときのこと。
ワンドリンクを飲み終えた私は、次の店舗に向かうべく荷物をまとめて席を立った。
すると私のバッグと今しがた引いた特典を見ていたのだろう、近くに座っていた女性が交換を持ちかけてきた。
申し訳ないが一分でも早く電車に乗りたいため断ってから店を出る。
すると女性は「(推し)〇〇ですよね?〇〇いらないので!」と叫びながら、未会計であっただろうに店の外まで追いかけてきた。
こちらの推しが当時人気キャラではなかったとは言え、もう少し歯に衣を着せてくれと思いながら私はイヤホンをつけながら立ち去った。
 
 
 
ENo.4 行列
当選倍率の高いカフェでのこと。
私は仲のいいフォロワーとカウンター席に座り、ファーストオーダーで迎えた特典をテーブルに並べていた。
なんと5枚中5枚全てが同じキャラ。
推しではないものの、あまりの偶然とキャラの可愛さに何枚も写真を撮影してしまう。
ふいにフォロワーにつつかれ、後ろを振り返る。
すると、私の後ろには5〜6人の女性が列をなして待ち構えていた。
「交換探してますか!?」
先頭に並んでいた女性が勢いよくたずねてくる。
グッズ販売の列と間違えているわけではないらしい。
予想外の光景に戸惑っているうちに更に人が集まり、行列が伸びていった。
どう返答したか、私は覚えていない。
 
 
 
いかがだったでしょうか。
 
私は一時期コラボカフェへの参加回数がとにかく多かったので、この他にも様々な未知との遭遇を経験しました。
 
私は結構はっきり断るタイプなので、イレギュラーの際は大抵お断りしてきたと思います。
 
ですが、友人のように断ることが苦手だったり、申し訳ない気持ちになってしまう優しい人は押し負けてしまうこともあるでしょう。
 
道理の通らない強引な人も存在するのだということを、どうか頭の片隅に置いておいてください。
 
いざという時に後悔してしまう人が減ることを祈っています。
 
 
 

まとめ

交換とは本来、お互いが幸せになるために行うものです。
 
どちらか一方が我慢している状態では本末転倒になってしまいます。
 
しかし推し欲しさに勢いあまったり、周りが見えなくなってしまいがちなのがコラボカフェでもあります。
 
声をかける側も、かけられる側も、自分の“好き”を大切にしつつ相手の想いを尊重することで、コラボカフェを最大限に楽しめるのではないでしょうか。
 
 
 
今回もお読みいただきありがとうございました。
 
ぜひまた遊びに来てくださいね。

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