頑張らずに日々を楽しむ20の選択〜習慣を変えると暮らしは華やぐ〜

お金の話
お金の話

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はじめに

「習慣には人生を変える力がある」
 
──そんな感じの言葉を、どこかの偉い人が言っていたような気がします。
 
実際、節約・投資系のコンテンツに触れていると高頻度で“習慣”という言葉に出会います。
 
生活していく上で何かを変えたいと考えたとき、自分の習慣と向き合うことは、それだけ重要なことなのです。
 
 
というわけで、今回は私が最近変えてみた習慣を20個、お話していきたいと思います。
 
節約・貯金について悩んでいる方の参考になる内容を目指しています。
 
我ながら難しいことは全くしていないんじゃないかなと思うので、ぜひ気を楽にしてお付き合いいただけると嬉しいです。
 
 
 

習慣を変えるきっかけ

「よし、人生を変えるべく習慣を変えてみよう!」
 
ある日突然そう思い立って挑戦できる方って、どれくらいいるのでしょうか?
 
少なくとも私は少し前まで、現状を維持したまま可もなく不可もなくゆるりと人生を送っていくつもりでした。
 
ここ数年生活が落ち着いていたので、昔の趣味をゆるく再開しようかなと、考えたり考えなかったりしながら自分なりに楽しく過ごしていました。
 
ですが、600万円を発見した頃(※別記事参照)から私の意思とは関係なく生活のあちこちに変化が現れはじめました。
 
更に振り返ると、習慣を変えることになったきっかけが3つあります。
 
1.引っ越しをした
2.インデックス投資を始めた
3.スマホを格安SIMに変更した

 
こうして振り返ってみると、今回お話しする内容は全てもったいない精神による“受け身の変化”だったように思います。
 
巷では自分磨きとか、キラキラした生活を目指す目映い習慣づくりの話が散見されるというのに……
 
こんなに怠惰な動機があっていいのでしょうか?
 
ブログには楽しげなタイトルをつけてしまいましたが、“もったいない精神の暴走”にするべきか結構悩みました。
 
そして受け身由来だからこそ、頑張って身につけるような習慣づくりは今のところしていません。
 
日々の生活を頑張らなくてはいけない、というマイナス要素を受け入れる気持ちになれなかったからです。
 
ただでさえ仕事で疲れているし、ゲームや推し活でやりたいことだって色々あるのに生活にエネルギーを割いている場合じゃない。
 
私は強い意志を持って「頑張りたくない」と言わせていただきます。
 
(小声:実はひとつだけ開始2ヶ月で継続が危ぶまれたものがあります)
 
ちなみにきっかけの1つ目は再現性が低めですが、“大掃除をした”、“断捨離をした”などに置き換えてもらえると、どなたでも再現可能かと思います。
 
もしタイミングや気持ちが合えば、参考にしてみてくださいね。
 
 
 

私の新習慣20選

1.引っ越しをした

「600万円を発見した話」でも書きましたが、当時の私はとにかく損をしたくありませんでした。
 
そもそも、引っ越しなんてしないことが一番の節約だと考えていたのです。
 
引っ越しはそれ自体にお金がかかりますし、現状に満足しているのであれば百害あって一利なし。
 
それでも引っ越ししなければならない──ならば、最高効率を目指したい。
 
その思いが強すぎて湧いてきた習慣がこちらです。
 
 
 
■1 節約・貯金・投資関連動画の視聴

以前の記事でお話した流れで見るようになったこれらの動画。
 
今も毎日ひとつは観るようにしています。
 
勉強になる、面白い、などが視聴のきっかけでしたが次第に別の理由が出てきました。
 
それは、お金関連の情報は更新が目まぐるしい上に、自分の貯金や資産形成に直結するからというものです。
 
価格の高騰、トランプ関税、年金問題、新NISA、銀行の手数料、金利の話、税金対策、社会保険料などなど……
 
正直いまだにGoogle先生と一緒に観ている動画もあります。
 
でも、お金関連の最新ニュースを自力で選別して読むよりも、解説付きで伝えてくれる動画を観たほうが楽だと気づいてしまったのです。
 
怠惰な私はとりあえず毎日お風呂上がりに体を拭きながら、もしくは洗濯物を干しながら動画を観ています。
 
 
おすすめ度:★★★★★
どんなジャンルでも、興味のあること、学びになるものに毎日触れると日々の充実感が増すこと間違いなしです!
 
 
 
■2 簡単掃除

これまで私は、ほぼ人が家に来る前にしか掃除していませんでした。
 
年に何度か仲のいい人が泊まりに来ていたのですが、コロナ禍以降はそんな機会もめっきりと減り……。
 
たま〜に掃除をするととんでもなく汚れていてすごく時間がかかるんですよね。
 
新しい部屋ではあんな思いはしたくない!
 
そう思った私は、毎日少しでも掃除をしようと決めました。
 
毎日やることだからこそ、楽をすることに関して一切妥協はしていません。
 
高いところを100均のはたきでコロコロして、床をフローリングワイパー+お掃除シートで軽く拭くだけ。
 
ですが、これが先程小声で触れた“継続が危ぶまれたもの”でした。
 
土日などいつもと違うスケジュールで動いている日に、タイミングを逃しそうになるのです。
 
それで、正直世間一般の常識を外しているとは思いますが、毎日風呂上がりにやることにしました。
 
 
「髪をプチ自然乾燥しながらできる」
「風呂上がりにエアコンを浴びながらできる」
「毎日やってるんだからそこまで汚くなくない?」
 
 
というのが私の主張ですが、どうでしょうか。
 
若干の埃を浴びることより習慣を楽に継続することを選んだのです。
 
ついでに、食事が終わったあとにテーブルを拭く習慣と、風呂から出るときに水切りをする習慣もつけました。
 
テーブルを拭くのなんて人によっては常識の範囲内だと思いますが、別に拭かなくても生きていけるんですよね。
 
(小声:毎日は拭いてないって人、結構いると思うんだよなぁ)
 
ですが今、3つの小さな掃除習慣は私にとって歯磨きと同じくらい当たり前にこなせるものとなりました。
 
 
おすすめ度:★★★★☆
毎日少しずつ掃除することは、結構リターンの大きな習慣だと思います。放置からの大掃除はしんどい。
 
 
 
■3 週1掃除

実は引っ越しの際に、大家さんや業者さんに掃除や防虫対策などについて色々とお話を伺いました。
 
そうして得た情報を参考にして、週に1回は少しだけちゃんと掃除するようにしています。
 
水回りやコンロ、ベランダや玄関など。
 
明確に週1と決めているわけではないのですが、だいたいそれくらい空いたなと思ったタイミングで取りかかるのです。
 
大家さんが近くにお住まいの場合は、年末年始のご挨拶のときなんかにちょっと聞いてみると色々教えてくれると思います。
 
大家さんとしても、部屋を綺麗に使ってほしいですもんね。
 
でも「毎週コンロを外して掃除する住人がいた」と聞いたときは、私はそこまでは無理だと思いました。
 
 
おすすめ度:★★★☆☆
半年に1回がっつり掃除する、などでも全然アリだと思います。でも掃除スキルがないとこびりついた汚れに対応できないので、私と同じ掃除初心者さんは小まめにやった方が結果的に楽かもしれません。
 
 
 
■4 お気に入りの照明を設置

賃貸にお住まいのみなさん、お部屋の照明ってどうされてますか?
 
私はそれまで、照明を自分でどうこうするという発想すらありませんでした。
 
ですが、インテリアについて調べていたときに照明選びがいかに重要かというお話に何度も触れました。
 
賃貸契約をした不動産屋さんに確認すると、現在設置してある照明器具は入居者が使用するか処分するようにとのこと。
 
私は早速ジモティーでそれを売り払って、リサイクルショップで定価の1/6程度の値段で購入したクセの強いブランド照明を設置。
 
すると居室が一気に非日常的な空間となりました。
 
今も見上げるたびに「買ってよかった」と噛み締める日々を過ごしています。
 
 
おすすめ度:★★★★★
照明に限らず、部屋に入って一番に目につくところにお気に入りのものがあると自分の部屋への愛着が爆上がりします。部屋にいるだけで回復していく気がする。推し活民としては推しグッズというのもアリなのですが、推しの姿を見てしまうと不用意にバフがかかってしまうので、間を取ってイメージグッズなどにされることをおすすめします。
 
 
 
■5 壁を飾る

IKEAのミールヘーデンというメモボードをご存知でしょうか。
 
一時期、100均のワイヤーネットの上位互換としてX(旧Twitter)で話題になった金色のインテリアグッズです。
 
いつかやってみたいと思っていたところ、なんとジモティーで発見。
 
他のインテリアグッズと融合させつつ、日々推しグッズをいかにオタクっぽくなく飾るかという無謀な挑戦をしています。
 
それが楽しくて、他にも推しのイメージカラーやイベントモチーフのものを飾って、お気に入りの壁やスペースを作るようになりました。
 
これらも見るたびに癒しを与えてくれる私の回復ポイントになっています。
 
 
おすすめ度:★★★★★
Xで話題になったとき、どうせ高いんでしょと値段すら見ていなかった自分は愚かでした。1500円で推しをインテリアに昇華した姿を作れます。楽しい。
 
 
 
■6 食事用のトレーを使う

引っ越し後に楽天で購入したテーブル。
 
その天板をできるだけ傷つけたり汚したりしたくないと思い、IKEAで199円のトレイを購入しました。
 
当初は木目のあるお洒落なものを探していたけれど、値段と使い勝手を考慮してファーストフード店で使われるようなタイプのものを選ぶことに。
 
これがもう、想像以上の大正解でした。
 
・食事を運ぶのが楽
・毎日洗っても手間じゃない
・隙間に立てかけて保管できる
・ちょっとしたおやつもこの上で食べれば汚れない
・シンプルなのに非日常感があっていい
 
良かったところをあげるときりがないです。
 
部屋を綺麗に使えば当然掃除の手間も減りますし、物を大事に使えば出費も減ります。
 
ひとり暮らしで食事の汚れが気になる方はトレー、おすすめです。
 
 
おすすめ度:★★★★★
休日に紅茶を淹れてクロワッサン(見切り品で60円くらい)を焼けば、自宅にいながらカフェでモーニングを食べているような気持ちになれます。
 
 
 

2.インデックス投資を始めた

“投資”と聞くと身構える方もいるかもしれません。
 
そういう方は“節約を始めた”とか“家計管理を始めた”に置き換えて読んでいただければと思います。
 
私にとっては倹約生活が標準装備で、家計管理は多分今後もすることはありません。
 
そのため投資というのが唯一、節約についてきちんと考えるきっかけになりました。
 
全てにおいて、「投資で増やすより節約したほうが楽じゃない?」という感覚が原動力になっています。
 
いつも楽な方、楽な方へと流れていく怠惰なやどかりです。
 
 
 
■7 袋菓子・チョコ・ペットボトル飲料・菓子パン・見切り弁当を買わない

引っ越し前後でストレスが溜まっていた私は、袋菓子を炭酸飲料と共に食すという悪癖を繰り返していました。
 
これが週1とか休日だけなら全く問題ないのですが、日々の夕飯が袋菓子+果物なんてことがざらだったのです。
 
チョコなどの甘いお菓子も、お値段次第で頻繁に購入していました。
 
その罪悪感から、スーパーの惣菜売り場に足を運ぶようになります。
 
すると今度は見切り品の罠にハマってしまいました。
 
購入基準が半額だったので、そこまで家計を圧迫していたわけでもないと思うのですが、どんなものでもチリツモです。
 
この食生活の乱れをなんとかしようと思いながらも、どうしようもできずにいたのですが……
 
投資を始めたときに、不思議なほどスッパリとやめられました。
 
1日で5万減ったり10万増えたりする評価損益を見ていると、もっと餌を与えたくなったのです。
 
低収入なのであれば、最も手っ取り早い方法は支出を削ることです。
 
ちょうど同じタイミングで袋菓子の値段が軒並み上がったことも後押しになりました。
 
そして、これまであまり響いていなかった「成長期ならともかく、成人が必要以上に食べても太るだけだ」という言葉も今更のように響きました。
 
自分の価値観が180度変わるのを実感したのです。
 
ちなみに目的はダイエットではないので、無償で手に入れたお菓子やジュースはありがたくいただいています。
 
それに、自作したお菓子は何の抵抗もなく食べています。
 
自作頻度が上がったため、砂糖の購入頻度も若干上がりました。
 
それでも、これまでの悪習慣から抜け出せたことで体重が減っています。
 
 
おすすめ度:★★★★☆
健康面を考えると万人におすすめできる習慣ですが、好きなものを食べることだって大事です。私は市販のものも好きだけれど、自分で作ったお菓子も大好きなのでストレスなく移行できました。正直なところ、投資の含み益より習慣を変えられたことの方が有益だったかもしれないと思っています。
 
 
 
■8 電気ケトルはそのとき飲む分だけ沸かす

これ、今まで全く意識していませんでした。
 
朝満杯に入れて、飲んでなくなった分を注いでいたのです。
 
今思うと電気代がもったいないですし、衛生的にもあまりよろしくなかったと思います。
 
満杯の水を沸かすのにだって結構な時間がかかっていました。
 
でも以前の習慣は完全にステルス化していて、自分では見えていなかったのです。
 
 
おすすめ度:★★★★★
きっと当たり前に実行されている方が多いと思うのですが、私のようになんとなくたくさん注いでいた方は意識してみるといいかもしれません。
 
 
 
■9 シャワーの水を小まめに止める

シャワーの水は、頭を洗いはじめてから体を洗い終わるまで流しっぱなしにするものだと思っていました。
 
もったいないかなと思うことはあれど、「寒いし……」「手間だし……」と自分に言い訳をして、改善しようとしたことはなかったのです。
 
ですが、節約を意識し始めたことで試しに一度小まめに止めてみようと思い立ちました。
 
その結果、思ったより快適さに違いがないことに気づいたのです。
 
でも今後、もし「寒いな」と感じたときは遠慮なく流しっぱなしにしようと思っています。
 
生活の質を無理に落としてまで節約をするのは本末転倒だと感じるからです。
 
節約はあくまで手段であって、目的ではないことを忘れないようにしたいと思っています。
 
 
おすすめ度:★★★★☆
実はこの「寒いな」と感じるかどうかは、季節や室温だけでなく直前の過ごし方にもよるのだと最近気づきました。それについては格安SIMのターンでお話しします。
 
 
 
■10 節水シャワーヘッドの購入

となると、必然的にここに至るのも納得ですよね。
 
これはまだ始めたばかりなので、どの程度効果があるのかわかっていません。
 
ですが、色んな方々が絶賛されているので今後の水道料金に期待したいと思います。
 
シャワー自体は塩素除去剤2個つきで2000円未満でした。
 
勢いも問題ないどころか備え付けのものより強く、強いて言うなら少し重いかな〜くらいの感覚で今まで通り使えています。
 
 
おすすめ度:★★★☆☆
今のところシャワーの勢いが強くなった程度の変化しかないため星3つですが、今後5つに増えてくれることを期待しています。
 
 
 
■11 ジムの契約見直し

長年、色々なタイプのジムに通ったり、自宅トレーニングをしてみたりと様々な形で運動をしてきました。
 
ただここ数ヶ月はマンネリ化していて、お金がもったいないと感じることも何度かあったのです。
 
それなのに考えることをついつい後回しにして、なんとなく通っていました。
 
しかし節約と言えばまず固定費の見直し──ということで、思い切って一旦休会。
 
休会期間の上限である3ヶ月後に復活して、今後について再検討しようと思っています。
 
 
おすすめ度:★★★★★
休会することではなく、休会制度を定期的に確認することを強くおすすめしたいです。その上で継続・休会・退会・乗り換えを検討して、今の自分にあった運動を選択することが大事だと感じました。
 
 
 
■12 毎日少しだけ運動をする

ジムの休会に伴い、なによりも不安だったのが運動不足や筋力不足になってしまうことです。
 
動画を観ながらの筋トレは挫折したことがあり、気が進みません。
 
なので私は、毎日シャワーを浴びる前に鏡の前で音楽に合わせてストレッチやアイソレーションをすることにしました。
 
当面の運動目的は“筋力を落とさずに可動域を上げること”です。
 
そして、たくさん筋力をつけることよりも継続することに重きを置いたのです。
 
更に最後にジャンボリミッキーを踊っています。
 
これにはいくつもの利点があったので、いつか別の記事でお話させてください。
 
今のところ一番ありがたい効果は、“シャワーの水を小まめに止めても寒くならない”ということです。
 
温度調整を自らの体温で補うスタンス。
 
シャワー中の快適さの違いに気づいてから、このダンスタイムはあっさり習慣化しました。
 
 
おすすめ度:★★★★☆
普段から運動しているよって方には不向きかもしれませんが、全然運動してないよ、ジム辞めたよ、という方にはこの軽い運動+ジャンボリミッキーの組み合わせはとってもおすすめです。思わぬ節約にもなりますよ。
 
 
 
■13 格安SIMへの乗り換え

節約・投資系動画を観始めた頃から存在は知っていましたが、これだけは絶対しないと思っていました。
 
だってすごく面倒くさい。
 
整理できていない画像が2万枚近くあったし、これまでずっと使ってきたキャリアメールにまつわる変更手続きなんて気が遠くなってしまう。
 
ですが投資を始めた途端、その面倒なことをするだけの価値があると感じるようになったのです。
 
結果的に、毎月の通信費が8千円近く安くなりました。
 
年間94,300円程の節約です。
 
面倒なことをやってみる価値、ありますよね。
 
投資をきっかけにして辿り着いたこの大きな変化が、再び私の中のもったいない精神を刺激することになるのでした。
 
 
おすすめ度:★★★★★
人生で初めてのスマホキャリア変更、本当にやってよかったと思っています。思わぬ落とし穴や身にしみたことも色々あったので、いつか記事にする予定です。
 
 
 

3.スマホを格安SIMに変更した

1ヶ月ほどかけて前のスマホを整理して、ようやく手にした格安SIM。
 
当時、ポケットWi-Fiも契約中だったため、しばらくは以前のスマホと併用するつもりでした。
 
それでも使える状態にはしていこうと思い、とりあえずアラームを設定しました。
 
それまでは無機質な音を選択することが多かったのですが、なんとなく気分を変えたくてヒーリングミュージックのような音に。
 
いつも二度寝してしまうので、そんな柔らかい音楽で自分が起きられるのかと疑っていたのですが……

翌朝それで目覚めた途端、世界が変わりました。
 
寝ぼけ眼に映る、格安SIMという新しいライフライン。
 
朝陽を入れるためにカーテンを開けていた窓から溢れんばかりに降り注ぐ光。
 
新しく手に入れた“朝”を有効活用しない手はないと、全身で感じたのです。
 
 
 
■14 少しだけ早起き

これまで私は、朝起きてから出勤するまでの時間をいかに短縮できるかということに心血を注いでいました。
 
朝活なんてものに勤しんだのは、学生時代が最後です。
 
食事の時間を削り、身支度を省略し、気の向くままに二度寝をする。
 
何度寝ても間に合うようにアラームはたくさんかけています。
 
最後のアラームで目覚めて5分で家を出て、職場で身支度をすることもしばしばありました。
 
しかしあの日、朝陽を浴びた瞬間に私の中のもったいない精神が舵を切ったのです。
 
この無料の光を使わないなんて!
 
その日から私の朝は少しだけ長く、そして充実したものになりました。
 
起きた瞬間から忙しなく身支度を始め、簡単な食事を取り、ストレッチをするのです。
 
ソシャゲのログボとデイリーミッションをこなしながら。
 
そして最後に少しだけ本を読み、家を出ます。
 
職場に着くのは今までより3分早くなっただけ。
 
ですが、趣味の時間をいくつも過ごすことで、朗らかな気持ちで出勤できるようになりました。
 
毎朝機嫌のいい私が出勤してくるおかげで、社内の雰囲気も明るくなったような気がします(笑)
 
 
おすすめ度:★★★★★
実際どれくらい早く起きているかというと、1時間から30分ほどです。カーテンを少し開けて寝ることで朝陽が差し込むようになったので、アラームより早く起きる日もあります。そんなとき、今までなら必ず二度寝をしていたのですが……もったいない精神の威力は絶大でした。
 
 
 
■15 読書

税金が高いと思うなら、税金で賄われている施設を最大限利用するべし──読書する習慣は人生を変える!
 
そんな内容の発信をいくつか視聴したことがあります。
 
うちの近くには図書館があるため、これまでも何度か利用を考えたことはありました。

でも、時間がないとか、読みたいときに足を運べばいいのではと思って利用者登録はせずにいたのです。
 
しかし、格安SIMに乗り換えたことで“大きな節約をするのであれば今までにない得もしたい”が発動。
 
その得とは、“読書をすること”ではなく。
 
“図書館を利用して読書をする習慣を身につけること”でした。
 
 
「図書館を利用してるってなんか知的」
「読書が趣味って落ち着いた大人のかっこよさがある」
「節約系発信者の方々みたいに“読書は人生を豊かにする!”とか言ってみたい」
「税政に抗ってる感じがして楽しそう」
 
 
そんなしょうもない動機もあったりなかったり。
 
ともあれ、せっかく向かい始めた気持ちをなかったことにするなんてもったいない。
 
図書館の近くを通りかかったときに、「今だ」と思い利用登録をしてきました。
 
朝や作業に飽きたときなどに少しずつ読み進めています。
 
 
おすすめ度:★★★★☆
まだ人生が変わるほどの実感はないので星4つ。スマホで読む文章と何が違うんだと思っていましたが、思いのほかリフレッシュしている感覚があるので無理なく続けたいと思っています。
 
 
 
■16 間接照明を毎日活用する

無理なく早く起きられたら、朝陽をもっと活用できるはず。
 
睡眠時間を減らしたくはない。
 
でも今より何時間も早く寝るのは難しい。
 
ならば質を高めればいいのでは?
 
そういう流れで真っ先に思い当たったのが、間接照明でした。
 
インテリア動画にハマっていたくらいなので、うちにも小さな照明器具がいくつかあります。
 
活用するとかなり睡眠の質が良くなるので、ここぞとばかりに毎日使うことにしました。
 
 
おすすめ度:★★★★★
これはもう照明を購入するコストなんか気にせず、22時以降に起きている人類は全員やるべきだと思っています。初めて使ったときのあの感動をぜひ体感してほしいです。照明を落とすことで人間の脳は夜を認識するのです。これから寝ようというのに煌々とシーリングライトを光らせている場合ではありません。
 
 
 
■17 枕を複数使う

実は私、昔から枕は使わない派でした。
 
特にこだわりがあったわけではなく、枕があるとかえって寝にくいと感じていたのです。
 
マットレスの経年劣化で枕が高く感じられていたからかもしれません。
 
兎にも角にも、枕は私にとって無用の長物だったのです。
 
ですが引っ越した際に枕を使う生活に路線変更をし、このたび複数の枕を使い分けたり重ねて使ったりするようになりました。
 
今、私のベッドには2種類の枕と2つのクッションが並んでいます。
 
 
おすすめ度:★★★★★
枕はそれぞれ2000円未満、クッションなんてIKEAで199円でしたが、ホテルのような贅沢な気持ちで眠れるようになりました。気分や体調に合わせて組み合わせを変えられるのもすごくいいです。寝る瞬間の快適さは多少出費してでも追求すべきだと思いました。
 
 
 
■18 アロマキャンドルで入浴

IKEAに月1で通っていたときに購入したプチプラのアロマキャンドル。
 
購入時に何度か使って癒されてはいたものの、うまく生活に取り込めずにいました。
 
でも睡眠についてあれこれ考えているときに、これを使ってリラックスタイムを演出するのはどうだろうと思ったのです。
 
湯船にお湯をはり、貰い物の森林の香りの入浴剤を入れ、傍らにアロマキャンドルをセット。
 
扉の外に暖色の照明を置けば準備完了です。
 
髪や体を洗ったら、湯船でのんびり過ごします。
 
自宅でできる非日常めいたリラックス空間、最高です。
 
 
おすすめ度:★★★★★
キャンドルの灯りを感じながらお湯に揺れる時間、とっても癒されます。実際はスマホをいじっているのでリラクゼーションの方々に怒られそうですが、好きに過ごすのが一番だと思っています。
 
 
 
■19 寝る前にヒーリングミュージックを流す

睡眠の質向上作戦の一環として、YouTubeのおすすめに表示されたヒーリングミュージックを就寝前に流しています。
 
以前は、就寝ギリギリまでお勉強系のYouTubeを視聴していることもしばしばありました。
 
ですが、照明と同じく聴覚的にも脳を就寝に向かわせたほうがいいはず。
 
そんな思いから、仕事疲れや情報疲れを洗い流す気持ちで聞き流しています。
 
 
おすすめ度:★★★☆☆
プラシーボ効果な気がしなくもありません。けれど自分を整えている感は結構出るので、気分を変えたい方にはおすすめです。
 
 
 
■20 お香を焚く

親戚を巡り巡ってやってきた、頂き物のお香たて。
 
それは、センスの良さげなインテリア雑貨を探していた私に見事に刺さる一品でした。
 
こんなに素敵なものを頂いたのだから、この機会に活用しなければもったいない。
 
夕食後に時間があるとき、暖色のポータブルランプの灯りの中でお香を焚き、ゆったりとストレッチをすると心身が整うのを感じます。
 
 
おすすめ度:★★★☆☆
私はすごく癒しの時間となっていますが、人を選ぶため星3つ。香りで気分が整うタイプの方にはおすすめです。
 
 
 

まとめ

いかがだったでしょうか。
 
きっかけを得て以来、自分でも驚くほどたくさんの変化がありました。
 
暮らしを整え、消費を見直し、心身と向き合う。
 
途中からもったいないばあさんみたいになっていましたが、その精神があったからこそ様々な変化を楽しめたのだと思っています。
 
 
 
習慣って、身についていくと段々とステルススキルを獲得するんです。

 
・毎朝どんなふうにドアを開けているか
・左右どちらの足から靴を履いているか
・どの指でどんなふうにシャツのボタンをかけているか
 
 
すぐに答えられるでしょうか?
 
いい習慣も、悪い習慣も、どうでもいい習慣も、知らず知らずのうちに体に馴染んで意識の外に追いやられていきます。
 
時々自分の習慣に気づいて変えてみると、色々な発見ができることでしょう。
 
そして何気ない日々が、昨日より楽しくなるのだと思います。
 
 
 
いつもの2倍以上の長文記事にお付き合いいただきありがとうございました。
 
次回は推し活についての記事を書きたいと思っています。
 
ぜひまた遊びに来てくれると嬉しいです!

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