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はじめに
「推しのグッズが欲しいけど、販売終了してた……」
「ランダムグッズに挑戦するお金はないけど推しのグッズが欲しい!」
「現地のみで配布される特典が欲しい!」
そんなときに、推し活民の強い味方になってくれるのがフリマアプリです。
クレジットカードや銀行口座がなくても使用できることから、幅広い年代の方が活用しています。
ですが、だからこそ想像もできないような商品に出会ってしまうことがあります。
この記事では、自分の推し活を振り返りつつこの問題に向き合っていきたいと思います。
感じ方は人それぞれですが、今回は注意喚起も兼ねているため、知っていて損はない情報になっているかなと思います。
「フリマアプリ、自分は使わないよ〜」って方は「こんな世界もあるんだなぁ」という感じで気軽に読んでくれると嬉しいです。
フリマアプリでの推し活は上級者向け?
どんな人でも気軽に利用できるフリマアプリ。
私もこれまで、日用品や衣服、家電、雑貨など様々な商品を売買してきました。
どんな出会いも一期一会。
時には大変なお取引になってしまうこともありましたが、どちらかというとうまく使えてきた方じゃないかなと思っています。
しかし、ここ数年関わったジャンルやフォロワーさんが関わっていたジャンルでの推しグッズに関する注意喚起がなかなかに多く、これは安易に初心者さんに勧められないなぁと感じた次第です。
注意喚起の内容の多くは、“偽物が届いてしまった”というものです。
フォロワーさんのなかには、実際に公式グッズではない商品を受け取ってしまい困っているという声もいくつかありました。
掲載写真だけは本物だったり、判別がつかないような角度での撮影だったりと、歴戦の推し活民でも完全に避けるのは難しいようです。
それでもいくつかのチェックポイントを知っていれば、悲しい思いをする方を減らせるはずだと思います。
ぜひ、一緒に確認していただけたら嬉しいです。
公式グッズはどんなもの?まずは正しい知識を!
「フリマアプリで欲しかった推しグッズを見つけた!」
お迎え先を待ちわびる推しの姿を見かけると、誰しも反射的に購入ボタンを押したくなるものです。
ですが、そのグッズを初めて見た場合はひと呼吸置きましょう。
そして商品ページに記載されているグッズ名を検索するのです。
そこで公式販売元である企業(アニメイトやイベント公式サイトなど)がでてくれば、とりあえずその商品は存在することになります。
たまに存在しないグッズを勝手に自作して、あたかも公式グッズのように偽って販売している不届き者もいるので要注意です。
そして、存在が確認できた場合。
実物画像とフリマアプリの商品画像をよく見比べてください。
ざっくりではありますが、いくつかのポイントをお伝えしますね。
缶バッジ
・コピーライトマークが書かれているか
・絵柄が裏に回り込む位置が同じか
・色味が暗く(薄く)ないか
・印刷が粗くないか
・ホログラムや箔押しの有無
・光の反射の仕方
・裏面の構造やピンの形が同じか
缶バッジの場合は、本物1点の画像を画像ソフトでコピペして大量にあるように見せていたり、SNSやフリマアプリ内の他の出品者の画像から切り取って捏造されていることもあるようです。
アクリルスタンド
・コピーライトマークが書かれているか
・色味が暗く(薄く)ないか
・印刷が粗くないか
・画像が反転していないか
・印刷面がアクリルの上に来ているか下に来ているか
・表面の質感、反射の具合が同じか
・透明部分のカットされた形が同じか
・台座の形や差し込み口の長さが同じか
・台紙の有無、色味が同じか
ぬいぐるみ
・タグがついているか(新品のときについているものと、ぬい本体についているものの両方を確認)
・タグのロゴの形や色味が公式と同じか
・チェーンなどがついていれば、その構造が同じか
・全体の作りが甘くないか
・布や糸の色味が同じか
・服などの細かい部分が公式と同等のクオリティか
・付属品がついているか
その他のグッズも、上記のどこかには当てはまるんじゃないかなと思います。
ただし、更に踏み込んだ注意が必要なケースもあります。
たとえば国内で開催されたイベントが海外でも開催されている場合、同じグッズが複数の工場で作られることになります。
その結果、公式グッズでも色味や質感の違うグッズが出回ることがあります。
また、同じ国内でも製造時期や製造工場の関係で色味が異なる商品ができてしまうことがあります。
例1)
コラボカフェに参加した際、東日本と西日本で特典の色味が違った。
例2)
コラボカフェの現地で購入したグッズと後日通販で購入したグッズで背景の色味が違った。
このふたつはどちらも実際に私が経験したことです。
特にグレーは印刷の都合なのか、色味の違いを感じることがよくあります。
ですが、印刷の荒さが同時に見られる場合は偽物の可能性が高いです。
画面越しではわかりにくいと思いますが、自分と推しを守るためにしっかり確認しましょう。
購入する前に、これだけはチェック!
商品画像だけで判断せずに、購入前にチェックしておきたいポイントがいくつかあります。
必須なものばかりではありませんが、ぜひ覚えていてもらえるといざというときの役に立つかと思います。
確認1 商品名や販売元
たまに見られるのが、“〇〇(ジャンル名)シール”のような曖昧なもの。
ウエハースやガムなどについていた食玩
カードダスのようなガチャガチャ
シールコレクションのようなブラインド商品
ポップアップショップや映画館で配られた特典
──などなど、シールというだけでざっくりこれくらいの可能性が浮かびます。
検索する側は
「あの映画の特典が欲しい!」
「ウエハース第2弾のこの絵柄が欲しい!」
と思って検索をするため、「シール」だけを記載するメリットはありません。
食玩などであれば出品者がよく知らずに出品していることもありますが、知っているのに曖昧にしか書けなかった可能性もあります。
知らずに海賊版や違法に販売されている商品を手にしてしまうことがないように、商品名や販売元はきちんと確認しましょう。
確認2 パッケージやタグの有無
フリマアプリで出品されているグッズに紙製の箱がついていることは稀だと思います。
ですが、新品の商品であれば缶バッジの銀袋、アクスタの初期袋、布製品のタグがあることも珍しくありません。
これらが画像内に写っていれば、出品者が本物を所持している可能性が高いと考えられます。
ただし、これらも偽造できるため、念の為他の出品者の商品画像と見比べてみるとより安心に繋がると思います。
確認3 出品者のその他の出品
海賊版や自作グッズを公式グッズと偽って販売しているユーザーが、商品を数点しか出品していないということは珍しいです。
多くの場合、同様の商品を多数出品して利益を出そうとしています。
そのため、見た目も内容も同じような商品が出品一覧にずらりと並んでいることが珍しくありません。
また、人気ジャンルの人気キャラクターの商品ばかり出品されているときも注意しましょう。
確認4 出品者のプロフィールページや評価
プロフィールページには、そのユーザーの取引への姿勢が詰まっています。
トラブルが少なくないフリマアプリでは、取引相手に注意してほしいことや行ってほしいことをプロフィールページに記載している方もいます。
これらに従うことは必須ではありませんが、円滑な取引を行うためには一読しておくといいと思います。
私はこれまで「無言取引は低評価」と記載しているユーザーにも、「取引メッセージを送らないでください」と記載しているユーザーにも出会ったことがあります。
これらの文言を無視した対応をしていたら、低評価をつけられたり、トラブルになっていたかもしれません。
また、過剰に攻撃的だったり、ルールが極端に細かすぎる出品者はトラブルリスクが高いこともあるため、慎重な判断が必要です。
商品を無事に手に入れたいと思うのであれば、「世の中にはいろんな常識があるんだな」と自分に言い聞かせつつ、プロフィールページを確認するのがおすすめです。
そして、過去の評価も重要です。
これまでトラブルになっていたことを匂わせる評価がないか、確認しておきましょう。
まとめ∶フリマアプリの必須装備
フリマアプリで推しグッズを安全に手に入れるために必要なのは、“知識の盾と検索の矛”だと私は思っています。
欲しいグッズや安全な商品を知ることでまず身を守り、守りきれない部分は検索の矛で薙ぎ払いましょう。
ただし、どんなにこちらが自衛に努めても、商品画像や説明文と異なるものが発送される悪質なケースもあります。
受取時は商品に問題がないか、しっかりと確認しましょう。
高額な商品の場合は動画を撮影しながら開封すると、よりトラブルを防げます。
そして、おかしいなと感じることがあれば受取評価をせず、運営会社に相談して対応してもらいましょう。
こういったときにどう伝えたらどんな対応をしてもらえたかなどは、SNSで運営会社ごとに検索するといくつか出てくると思います。
この記事が、あなたの“装備”の一部になりますように。
今回もお読みいただきありがとうございました!
ぜひまた遊びに来てくれると嬉しいです。
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