お金をかけない人はファンを名乗れない?

はじめに

オタクにとって永遠の疑問であり、SNSでも定期的に学級会が繰り広げられるこの話題。

この記事では、自分の推し活を振り返りつつ主観てんこもりでこの疑問に向き合っていきたいと思います。

これから運営していくこのブログの中心となる考え方でもあります。あくまで私自身の経験に基づいた、私なりの最適解です。

「私はそうは思わないな」という方も、
「こんな人もいるんだなぁ」という感じで気軽に読んでくれると嬉しいです。

 

推し活にお金をかけないとファンじゃないの?

推し活にお金をかけない人や、かけたくてもかけられない人が「これで本当にファンって言えるのかな?」と不安になることは、よくあります。

反対に、お金を沢山かけている人の中には、
「それって本気で推し活してるの?」とか
「あの人は“推し”って言う資格あるの?」
……と他人を見てモヤモヤする人もいるかもしれません。

でも、結論から言えば——
人それぞれです。

なんやそれ〜!って思われるかもしれませんが、私の答えは本当にこれしかありません。

お金をかけないファンも、お金をたくさん使うファンも、「自分が名乗りたければ名乗っていい」。
逆に、名乗りたくない・名乗れないと感じるなら、名乗らなくてもいいんです。

ファンかどうかを決めるのは自分自身であって、他人にとやかく言われるものではないと思います。

 

私の推し活

私がオタク文化を知るきっかけとなったのは、某動画サイトの切り抜き動画です。

当時、趣味にお金を使ったり出歩いたりできる環境では全くなかったので、そもそもグッズを買いたいとかイベントに行きたいなんて気持ちはなく、ひたすら関連動画を観たり感想ブログを読んだりしていました。

そこで出会ってしまったのが二次創作のBL小説。

のちにあれは野良のブログでの掲載が許されるものではなかったと学びましたが、当時は本当に衝撃的で毎日読んでいました。

そこからなんやかんやあって、自ジャンルのイベント会場に「とりあえず上限」ばかり口にするオタクが出現することに。

動画視聴に始まった推し活は、読み専、円盤購入、サイト運営、同人誌発行、オフ会、ソシャゲ、コラボカフェ、ライブ、コスプレ、グッズ収集など様々な変化を経ながら私の生活と共にありました。

通信費だけで推し活をしていた時期もありましたし、ひとつのコラボカフェやイベントで20万円近く使っていたこともありました。

振り返って思うのは——
お金をかけていてもいなくても、推しを追いかけていた時間は自分の中に残り続けるということ。

お金がなかった頃の推し活も、ストッパーがなかった頃の推し活も、私にとっては夢中で楽しんだ大切な時間でした。

日常生活では色々あったし、推し活で悩むこともあったけれど、いつだって推しを見ていた時間は幸せでした。

 

推し活は十人十色

“どれだけお金を使ったか”って、目に見えやすいぶん、人と比べる材料になりがちです。

でも実際は、
「推しと同じ仕事に転職したよ」(人生変わりすぎでは)
「推しの好物を完璧に作れるように猛練習してる」(ローストビーフだけプロ級になった友人談)
「推しのイメージの結婚式を挙げたよ」(エンゲージリング推しのイメージカラーで大丈夫なの?)
「推しぬいをつくるために裁縫を学びました!」(服飾の人じゃなくて?)
なんて人もいて、推し活の楽しみ方は本当に人それぞれです。

そう考えると、他人と比べやすい「お金」や「行動力」だけで自分の推し活に自信をなくしてしまうのはもったいないと感じませんか?

「推し活にお金をかけたい」という思いがあって、推し活用のお金を稼げる環境にあるなら、その努力するのも楽しいと思います。

でもそうじゃないなら、“自分なりの推し活”を見つける方向に努力をしてみるのはどうでしょうか?

•お金をかけなくても満足できる推し活を見つける。

•お金をかけなくても満足できる考え方を身につける。

諦めるのではなく工夫することで今までよりもっと推しとの生活を楽しめるようになれないか、これから一緒に考えていけたら嬉しいです。

 

まとめ:大事なのは「自分の満足感」

一番大切なのは、推し活が自分の生活を豊かにしてくれているかどうかだと思います。

推しのためにがんばるぞーって気持ちも素晴らしいけれど、自分が満足できない推し活は続けていくことがしんどくなります。

推し活を一生続けたいと思うなら、持続可能なスタイルを見つけていくべきだし、
「いつかやめる日がきてしまうかも」と思っているのなら、
やめたあとも「楽しかったな」って思えるような日々を過ごすのが理想だと思うんです。

そう考えると、やっぱり――
推し活は楽しんだ者勝ちではないでしょうか。

 

最後に…

「えー、自分は推しのために一生懸命お金稼いで、たくさん使ってるのに、努力してない人が偉そうにしてるのなんて許せないよー!」

……ってちょっとモヤっとしてしまった方へ。

次回はそんな気持ちにも向き合っていける記事をご用意しています。

次回:「推し活を頑張れば頑張るほど、なぜか傷つきやすくなる?」です。

ぜひ、また遊びにきてくださいね。


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